倹話§新生活運動というもの

群馬県が中心ということかどうか詳しいことはわからないが、北関東
付近においては“新生活運動”というものが続いている。

おおよそのことはこのリンクを読んでもらうことにして、要するに、
第二次世界大戦後に冠婚葬祭の虚礼を廃するという目的で展開したの
が新生活運動だったということのようだ。

葬祭場を借りて行った父親の通夜と告別式の受付で一般受付とは別に
「新生活」の受付もあって、1000円2000円程度の香典を渡す代わりに
香典返しは辞退するという……実際に見たのはこの時が初めてなのだ
った。

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葬儀の後、会計の段になって香典を集計する時に、手伝いをしていた
地元の人が“これは新生活の分です”と言って、香典の仕分けをして
くれたのだが、なるほどけっこうな参列者が新生活を実践しているの
だと実感できたのだ。

そんな新生活運動だが、高崎市はホームページで推奨しているという
ことも知った。運動は、葬式だけに限らず、結婚式や病気見舞いとい
ったことまで拡げられているようだが、結婚式の会費制というあたり
は、さすがに新生活でというケースは少ないと想像している。

という話を東京の人間に話したところ“そういうことは初めて聞きま
した”という人ばかりだったが、はてさて“見栄っ張り”で“いいと
ころを見せたがる”上州人の間で、このような質素推進の運動が連綿
続いてきたのはいかなる理由によるものか、誰か調べてくれる奇特な
人はいないだろうか。

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