魚話§刺身定食を考える

ランチタイムに刺身定食を食べることがある。

寿司屋がランチ用にと、マグロやアジのたたき、イワシといった単品
から何種類かを盛り合わせてご飯に味噌汁、なぜかシラスおろしが付
く店もあって、それにお新香。

寿司屋であっても、ランチタイムに出てくるご飯は酢飯ではない。刺
身定食と一緒に握りやちらしがメニューに並んでいて、もちろんこち
らは酢飯で、ではなぜ刺身定食は酢飯でないのかという疑問がわく。

疑問がわいてはいるが、疑問を解決する手立てが見つからない。まあ
理由があっても、取ってつけたようなものに決まっているので、いち
いち詮索してもしかたがないだろう。

つい先日、時間がなくて急ぎ足のランチを食べた。行った先は格安の
居酒屋が出しているランチで500円ぽっきりのワンコインである。

注文したのは、マグロのたたきと甘海老の刺身定食。皿にのった甘海
老は鉛筆ほどの太さのやつが8匹にマグロはカレーを食べるスプーン
山盛り1杯ほどか。500円ならそんなものだと思うしかないのだ。

この店の“ウリ”はセルフサービスで、ご飯も味噌汁もお代わり自由
なことと、さらに生卵、味付海苔、沢庵が取り放題。さらにテーブル
にはふりかけまで常備しているのである。

……これが二十代、三十代だったら、涙を流しながら飯の3杯も食べ
たところを、老年にさしかかった胃袋力では盛り切りのご飯1杯で終
了。海苔と沢庵は取ったものの、卵を食べるまでには至らず、周りで
ワシワシ食いまくっている若いサラリーマンを横目に店を出たのだ。

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