注話§警報警報!~ニワカ発生す~

昨日までさいたまアリーナで行われていたフィギュアスケート世界選
手権男子ショートプログラムで、演技を始めようとした羽生結弦に向
かって複数の女性が叫び声を上げたということがあった。

これを聞いて“ああ、フィギュアスケートの観客にもニワカがはびこ
るようになったか”と思ったのである。

ニワカという存在は、自分の力で考えることをせずに、世間の評判、
あるいはマスコミの評判に左右されて熱を上げ始める人達というほど
の意味で、もちろん今に始まったことではなく、いつの時代にも存在
していたと思うのだ。

ニワカが始末の悪いことはといえば“そうであるべき場の空気が読め
ない”ということで、要するに何も知らず、何も学ばずに特定の対象
に照準を合わせて無知な自分達の価値観で行動することで、周囲ばか
りか対象に対しても多大な迷惑をかけることになるのである。

贔屓の引き倒しという言葉が、まさにそれにふさわしすぎる表現とい
うことだが、そうであるべき場が乱されるという意味では、迷惑行為
であり、妨害行為、さらには犯罪行為と受け留めかねないところまで
エスカレートしていく可能性があるのだ。

記憶に新しいところでは、大相撲の若貴ブームがあり、オペラブーム
やバレエブーム、そして玉三郎、猿之助、勘三郎達による歌舞伎のブ
ームも、観客を増やすことに貢献した。

ただし個人へのファンは、彼らがいなくなると潮が引くようにいなく
なりがちで他のブームへと移ろっていく。一度好きになったら、引き
続きファンとして定着することができない人達なのだろうか。

《スポーツのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック