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zoom RSS 諧話§お気楽俳句作法〜破顔一笑〜

<<   作成日時 : 2014/04/03 00:00   >>

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2012年2月、ふとした気まぐれで一日一句を始めて2年が過ぎた。

毎日適当に五七五をひねり出し、エントリーとして淡々と上げている
だけで“俳句作法”というほど大上段を振りかざすようなものなどは
存在しようもない……ということを、最近の一句を例にとって言い訳
らしきものを書いておく。

眼覚めたり 山々破顔 一笑す

さて、それでは一句をと思った時にまずは季語を決めることから始め
る。季語以外のキーワードを思いついて、それに見合った季語を当て
はめて作る方法もあるだろうが、これまでのところ季語優先である。

季語は“山笑う”を使ってみたが、この伸びやかでほのぼの感満載の
言葉の意味は、文字通りで春の山の明るい感じを指しているという。

“山笑う”で5文字使うから残りは12文字。そこで思いついたのは、
後述の付記にある“山眠る”なる冬の季語から。春になって眼が覚め
ることを五七五にしようと、そこからが頭の中の作業となった。

それで、冒頭に“目覚めたり”を持ってきて、さあ“山笑う”で締め
るとして中の7文字をどうしようかと考えを巡らしている時に、ふと
浮かんだのが“破顔一笑”という言葉である。

そうなればしめたもので“山笑う”を分解し“山々破顔一笑”と豪快
さを強調させて完成。季語の“山笑う”を自分の都合でかくのごとく
加工して使っていいものかはわからないが、自分としては納得のいく
出来上がりなので細かいことは気にしないことにしておく。

“眼覚めたり”は、最初“眼覚めたる”だったが、後の山々とくっつ
いてしまうように感じたので、眼覚めたりときっぱりさせてみた。

季語を選んでから完成まで数分だったと思われるが、プロという次元
にある人は、完成までにさらに推敲を重ねるであろうところ、瞬間芸
を旨とする当ブログとしては、一気呵成で作り、その結果が落ち着い
て収まりよく見えればそれでよし!なのだ。

何より我が戯れ句は机上で作るから、正岡子規が提唱した写生主義と
は相容れることのない、お気楽な言葉遊びの五七五でしかない。

付記:なお、山笑うの出典だが、中国の山水画家である郭熙の「春山
淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、秋山明浄にして
粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如く」の一節から取られており、
夏の“山滴る”も、秋の“山粧う”も、冬の“山眠る”も季語として
取り入れられている。

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2014/04/03 22:39

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