気話§蛙始鳴~七十二候~立夏

立夏の初候“蛙始鳴(かえるはじめてなく)”である。

立夏前日の夜は弱い気圧の谷でも通過したのか、おやっと思うくらい
強めの北風が吹いた。そして同じく暦の上で“春が終わる”その日に
羽毛布団を片付けた。

全身に掛けていたわけでなく、膝下防寒用としてのお務めだったが、
この日に役目を終えたことで、我が家の“冬”も終わったのである。

外気温に比して室温が低めに感じられるこの時季、どうしても睡眠中
の保温は必要だが、それでもようやく毛布だけでもよくなってきた。

夏の声を聞くはるか前から我が家周囲の新緑は勢いを増して、冬の間
は葉の落ちた木々の隙間から見えていた建物群が、すっかりその姿を
隠した。緑の海は、秋に葉の色が変わって落ちていくまで続くのだ。

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