街話§J街通信[97]ワンコイン・ランチ

[承前]

今だにデフレ・スパイラルが落ち着いたという感じがしていない巷で
ある。例えば牛丼チェーンだってハンバーガー・チェーンだって、こ
れでもかの値下げ合戦は止まってはいないのだ。

ランチで1000円を超えるというのは、よほどうまいか、プラスαがあ
るか、あるいは勘違いの過信かなのである。神保町エリアにおいて、
1000円を超えるランチを出す店は、それなりに納得の物を出している
と思うが、月に何度も足を運ぶわけではない。

その逆、500円玉1枚のワンコインで食べられるランチを出す店も
また、早い安いの薄利多売で活路を見出そうとしている。そんなワン
コインランチの店が仕事場の近くにあるが、顔を出すのは月に一度か
という程度である。

夜は居酒屋に変貌するチェーン系のその店は、2種類のワンコイン・
ランチを提供している。Aランチが刺身だったり煮魚、焼き魚の類、
Bランチがフライの類という選択肢。フライは揚げ置きだが……まあ
値段相応とはいえ飯のおかずとしては十分。

この店は入口でメインを受け取ると、ご飯と味噌汁はセルフサービス
でピックアップし、その先のテーブルには取り放題の生卵、味付き海
苔、お新香が待っているのだ。

二十代、三十代の学生&勤め人なら、ご飯の2杯や3杯は軽々だろう
し、おかずが食べ終われば生卵と海苔は強い味方になってくれるが、
定年間近のオサーン!はといえば、海苔とお新香は食べても、手に取
った生卵は手つかずのままで、店を出る時に卵ケースに戻して……と
いう体たらくなのである (´・ω・`)
                            [続く]

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