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zoom RSS 鋭話§アルテミス・クァルテット(紀尾井)

<<   作成日時 : 2014/05/29 00:00   >>

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火曜日という週初めの平日、それでも聴きたいアルテミス・クァルテ
ットのコンサートに行ってきた。彼らを紀尾井ホールで聴くのは初め
てだと思う。

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ブラームス:弦楽四重奏曲第1番 c-moll Op.51-1
クルターク:小オフィチウム
      アンドレーエ・セルヴァーンスキーを追悼して Op.28

*****************************休憩*****************************

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 cis-moll Op.131

[アンコール]メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 a-moll Op.13
               第2楽章 アダージョ・ノン・レント

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さて、過去2回聴いた彼らの演奏はと問われれば、尖がって今をリー
ドする世界でもトップクラスの弦楽四重奏団と答えることができる。
……なのだけれど、メンバーの入れ替わりも頻繁で、一昨年だったか
第一ヴァイオリンのナタリア・プリシェペンコが退団し、創立以来の
メンバーはチェロのエッカルト・ルンゲのみである。それで好事家の
間ではアルテミス・クァルテットをして“ルンゲ・クァルテット”と
呼んでいるらしいのだ。

それでもクァルテットの水準を高く維持するというのがすごいなあと
感心するのだ。で、ステージに登場。チェロは高めの台の上で座って
弾くが、残り3人は立って演奏というのが彼らのスタイル。

1曲目のブラームスは初めて聴く曲。前半は何となくピントがはっき
りしない。どんな演奏家も、コンサートの最初からしっくりはまった
演奏ができるわけではないのだ……それでも30分超を1曲目からとは
何ともはやな力技なんだな。

2曲目のクルタークは“典型的なゲンダイオンガク”で15分足らずの
曲とはいえ馬の耳に念仏なのだが、それでも時折だが音楽の伸び縮み
とか、ダイナミックレンジの大きさと静寂とか、はっとさせられる瞬
間もあって、意外に緊張して聴いている自分がいたりした。この手の
音楽の愛好家も少なからず客席にいて、拍手はかなり盛大なもの。

そしてベートーヴェン弦楽四重奏曲としては最後から3曲目の14番。
彼自身「ありがたや、創造力は昔よりもそんなに衰えてはいない」と
語った自信作なのだが、録音を何度聴いても不可解な曲という印象は
消えない。さしずめ、最後のピアノ・ソナタ3曲を聴いた時に感じる
ものと同じような気がしている。しかも7楽章構成という訳のわから
ない40分ほどの曲なのだ。

アルテミスは、そんな曲を事もなく緻密なアンサンブルを展開してみ
せたのだ。ステージの上で4人の演奏者が呼吸やアイコンタクトで積
極的な会話を続けながら演奏していく様を堪能することができた……
相変わらず不可解さは解消されることはなかったけれど。

数年前に比べると、アルテミスも丸くなったという印象を持ったが、
それはホールのアコースティックと関係があるかもしれない。それを
裏付けるかのようなアンコールは、メンデルスゾーンのしみじみした
緩叙楽章。

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