鋭話§演奏会最中の本人無自覚な雑音

先日のアルテミス・クァルテットのコンサート、1曲目ブラームスの
終楽章は始まりかかったところで一人おいた隣の男性がカラカラとい
う音を立てながら口中清涼の錠剤を口に入れたのである。

↓演奏中に音を立てる人間が悪く、錠剤に罪はない
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その後も何度か同じ事を繰り返していた。この先2曲目、3曲目まで
やられてはたまらないと思い、2曲目が始まる直前に錠剤を口にしよ
うとするタイミングをとらえて……

それ、やめていただけますか!!

……と強くささやいたのである。注意されたことで、件の男性は、そ
の後繰り返すことはなかったが、自分が音を出していることにあまり
に無自覚であり、他者に対する気遣いがないことに腹立たしい思いを
したのだっだ。

我が同居人も飴の類をなめることはあるが、あらかじめ包装から出し
てハンカチにくるんでおいたものを口にしている。もちろん音などが
出ることはない。その反対に、本人は周囲に気を遣っているつもりで
“飴の包装を静かにゆっくりと……”と思っている節があるのだが、
実は“ミチミチミチ”の音が、いつまでも会場に流れるという頓珍漢
なことも珍しくない。

クラシックコンサートで演奏の最中に楽音以外の音が、どれほど音楽
の妨げになるのか気にならないということが不思議だと感じるわけだ
が、世の中にはそのあたりの感覚が欠落しているとしか思えないよう
な人達がいたりして、おちおち音楽を楽しめない時があったりする。

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