樹話§蝉初鳴き~しかもミンミンゼミ~

昨日7月10日、我が家周囲で蝉の初鳴きを聞いた。何と意外なことに
ミンミンゼミが第一号で、これは過去に記憶がない。

通常は、ニイニイゼミあたりから鳴き始め、次にアブラゼミが続き、
ミンミンゼミは8月に入ってからという流れのはずである。なので、
バスの停留所で“ミーンミンミンミン!”という鳴き声を耳にした時
は、思いがけないものを聞いた気がした。

このように、鳴く順序が唐突に変わってしまうと、その先に待ってい
る状況はどういうことなのだろうと考え込んでしまう。

東京都下にクマゼミが棲息するようになって10年近くになるはずで、
彼らの“シャーシャー!”という鳴き声を聞いた時は、それまで棲息
するはずがなかったのにと、さすがに驚いてしまったわけだが、今回
のミンミンゼミ先行もまた、それに次ぐ驚きだと言っていいだろう。

こうなると、2番手で鳴くのがツクツクボウシであっても驚かないよ
うな気がする。たまたまアブラゼミの個体数が極端に少なくなってい
て、彼らが出遅れているのかもしれず、この一事をもって気候変動と
か異常気象だとか声高に云々するつもりなどない。

数年前の夏、アブラゼミが異常に発生したことがあって、日中の耳を
つんざくようなうるささが記憶に残っている。だが、翌年、そのまた
翌年の発生はさほどでもなく落ち着いていて、年々歳々自然の出来事
は異なるものなのだと思い知ったのである。

《東京のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック