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zoom RSS 板話§八月納涼歌舞伎第二部〜たぬき〜

<<   作成日時 : 2014/08/13 00:00   >>

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台風11号をうまいことかいくぐって歌舞伎座へ。我が家直近の停留所
からバスに乗りさえすれば、歌舞伎座までは濡れずに入場することが
できる……何ともありがたいことではありませんか。

画像

早めに銀座まで出てきたので、台風のせいか空き気味のデパート2軒
をハシゴ。食料品などを買ったりして歌舞伎座へ向かった。

八月納涼歌舞伎第二部は『信州川中島合戦』から“輝虎配膳”が45分
ほどの義太夫狂言。信玄の軍師山本勘助を味方につけようと画策する
長尾輝虎の企てを、勘助の母越路が見破って……というお話である。

話そのものは、そうおもしろいというものではなく、正直眠くなって
しまったのだが、そんな中でも萬次郎の越路が、しっかりとした芯と
なって締めてくれた。橋之助の輝虎は、何が悪いのだかわからないが
相変わらず物足りなさを感じてしまった。どうも線が細いというか。

扇雀が勘助女房お勝を、彌十郎の直江山城守、その女房唐衣を児太郎
が務めたが、声もしっかりしてずいぶんとよくなったように感じた。

2本目『たぬき』は10年ぶりで、同じく三津五郎が柏屋金兵衛を務め
た。金兵衛が深川十万坪で生き返ったあたり、三津五郎のテンポが重
い。元々“生前”の金兵衛は調子のいい男という設定のはずで、ニヒ
ルになるのは、囲っていたお染に別の男がいたことを知ったあたりか
らなわけで、そうなるとどうも具合が悪い。

……でまあ、甲州屋長蔵になってからはその通りでよかっただけに、
前半はもっとあっけらかんと演じてほしかった。三津五郎に絡む太鼓
持蝶作は、前回の勘三郎から勘九郎に引き継がれた。意識してなのか
口跡その他あれこれが父親にそっくり。とりあえず模倣してみようと
いうところだと思われる。

それでも悪くはないのだが、三津五郎とのやり取りになると、どうし
ても負けてしまい、三津五郎が浮いてしまうのだった。

10年前に今は亡き源左衞門が務めた老隠亡を今回は中村屋の山左衛門
が務めた。不器用な中に人情味を含ませて、源左衞門とはまた別の人
間となっていたのはおもしろい。

最後になるが、金兵衛の倅梅吉を勘九郎長男である七緒八が務めた。
まだ3歳半で、何を言ってるのかな……みたいな舞台だったが、花道
から父親である金兵衛をじっと見続ける様子は印象的だった。

第三部は今週末に。

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