街話§神保巷塵[4]小川町の居酒屋閉店

[承前]

水曜日の夜、神田小川町の小さな居酒屋で生ビールと日本酒を二合、
つまみ一品を楽しんで2800円!という実に経済的な時間を過ごした。

お勘定を済ませて店を出、駅に向かいかけたところで、ちょっと気に
なることがあって、一本路地を曲がって行ってみたら閉店していた。

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もう10年近く楽しませてもらった、日本酒がよく揃っている和風居酒
屋で、少人数の集まりにもよし、一人カウンターで呑むもよしという
使い勝手のいい店だったのである。水曜日に呑んだ店からは2分足ら
ずのところにあって、少しお値段が張るので、3か月か4か月に一回
程度出かけていたのだ。

その程度しか呑みに行ってなかったから、閉店の事情を推し量ること
は難しい。行った時、テーブル席はほぼ埋まっていて、8席ほどある
カウンターも半分くらいは客が座っていた。それくらいであれば、十
分に店をやっていけると思うのだが、そんな簡単な話ではないのか。

というわけで貴重な居酒屋が、また一軒消えてしまった。定年まで、
あと一年余り、それから先もわざわざ呑みに出向くものかどうか……
多摩丘陵から電車に乗って酒を呑みに行くものかな。
                            [続く]

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