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zoom RSS 信話§サイトウ・キネン→オザワ・・・・・・

<<   作成日時 : 2014/09/04 00:00   >>

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これまでサイトウ・キネン・フェスティバル松本という名称で開催さ
れていた音楽祭が、来年からはセイジ・オザワ 松本フェスティバルと
いう名称に変更されるということが決定したのは8月のこと。

既に、齋藤秀雄という卓越した音楽教育者から直接に薫陶を受けた音
楽家がサイトウ・キネンのオーケストラで演奏するというのは数えら
れるくらいで、孫弟子や曾孫弟子のほうが数としては多くなっている
はずで、そういう意味では“サイトウ”という冠が色褪せて見える人
がいても不思議ではないだろう。もっとも、サイトウ・キネンとは言
いながら、最初から“オザワ・キネン”であったことは間違いない。

今回、久しぶりにサイトウ・キネンで『ファルスタッフ』を観たが、
我々が観た日曜日の公演はともかく、平日の公演は空席が目立ったと
いう話が伝わってきた。

『ファルスタッフ』という、ヴェルディのオペラの中でもとっつきに
くい演目と、優れたオペラ指揮者ではあっても知名度が浸透している
とはいえないファビオ・ルイージが振ったということが、平日の空席
の原因ということは、ある意味で無理もない。

というか、小澤が振ったら満席になったであろうことは想像できる。
極端に言うなら、小澤の個人的人気に支えられている音楽祭なのだ。
小澤が振るコンサートのチケットは相変わらず争奪戦である。

それはある意味“諸刃の剣”を意味する。世界中に音楽祭は数多あっ
て、その中でもメジャーと思われる音楽祭のリンクがここにあるが、
個人の名前を冠した音楽祭はほとんどない。作曲者の名前を冠した音
楽祭はいくつかあるようだが、演奏家の名前を冠した音楽祭はないと
言っていいかもしれない。だから、なおさらに大切にしなくてはなら
ない責務があるのだ。

個人的人気によって支えられている音楽祭は“その先”に後継が育っ
ていくか、それに関して具体的なビジョンを持ち合わせているかとい
うことが課題であり、サイトウ・キネン→オザワという流れが必然で
あったとしても、先々に危ういものを含んでいることを感じたのは、
松本の外からやって来たがゆえに感じたことだろうか。

小澤以降も息長く音楽祭を継続しようと考えているのであれば、大き
な意味で、力を持った後継、そしてソフトの充実と、客を呼び込むユ
ニークなアイデアが求められているような気がしたのである。

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