我話§本日60歳の誕生日~六十而耳順~

還暦を迎えてしまった……60歳である。孔子の『論語』では“六十而
耳順(六十にして耳したがう)”とあって“六十歳にして、人の言うこ
とを逆らわないで聞けるようになり”ということなのだそうだ……。

10年の区切りの誕生日を迎えた時の感慨は、それぞれ異なるものがあ
ったのだろうという記憶があった。二十歳の時は前途への期待と不安
とがないまぜになったような感じだったし、四十歳では何がなし人生
の残り時間が気になってしまったようだ。

そして六十歳である。言いようのない気分を一週間くらい前から感じ
るようになった……何と言っても、間違いなく訪れる“未知の世界”
なのである。もっと具体的にというなら、これまで以上に“死”とい
う存在を身近なものとして実感したとでも言えばいいのだろうか。

人生でやり残したことがあって、とか言うけれど、あまりにも漠然と
していて、臨終の刹那に何か悔いを残したなどと思ったりするのだろ
うかと思うのである。

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というわけで、元気で生きている間は上のようなことを考えつつ、せ
いぜい残る人生を楽しんでいくしかない――あまりにも憂いの多い世
の中だけれども
――と考えているのだ。

とりあえず現時点で確実にわかっている事が一つだけあって、来年の
今日は会社を定年退職して“無職”になっているということである。

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