強話§大相撲九月場所~白鵬対逸ノ城~

10時半前に自宅を出て、都心で簡単な用事を済ませた後に総武緩行線
で両国へ。入場したのは12時をちょっと過ぎたくらいだったが、まず
は地下大広間で追手風部屋のそっぷ炊きちゃんこを……うまかった。

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大詰めが近づく十四日目につき“満員札止メ”となっていた。そんな
日のチケットを持っているというのは、単純に得をした気分である。
この日の取組開始が10時25分だから、見始めたのは2時間後くらいの
ことになる。そこから結びの一番までに観た番数は全部で73である。

↓入口でもらう取組表。2段目の赤線あたりから観た
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いつもながら、昼過ぎくらいの国技館の客席は閑散としている。本格
的に客席が埋まっていくのは、十両が相撲をとっている間で、目安と
しては15時くらいからだろうか。

↓観戦を始めた12時半過ぎの閑散たる館内
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というわけで、観ること5時間半近く。そのほとんどの取組をぶった
切って、結びの一番について書くことにする……そんな日になるとは
思わずに前売りチケットを買ったわけだが。

さて、逸ノ城は前日までに2大関1横綱を撃破し、白鵬と並ぶ優勝候
補という位置付けである。いくら逸材とはいえ、そこまで勝たせてし
まった他の力士達はいかがなものかと思うのだが、そんな思いを最も
抱いていたのは白鵬であるのは言うまでもないこと。

この日までに逸ノ城が3敗でもしていれば取組はなかったかもしれな
いわけで、だから誰が言うともなく白鵬をして“最後の砦”だなどと
は、半世紀というもの大相撲を観てきて初めて遭遇することだから、
どう受け留めたらいいのかわからず、複雑な気分を抱えたまま結びを
迎えたのである

結果は白鵬の横綱相撲勝ち。組み止められた逸ノ城は策がないまま、
白鵬の手の中で料理されるのを待つしかなかった。立ち合いから22秒
後、上手出し投げで勝負あった。白鵬は組んだまま寄り切りで土俵を
割らせることもできたが、意識して投げを選んだのだ。

“群れ”の中の順位付けをする動物は、ボスが下位からなめられない
ように締めていくわけだが、白鵬もそのことを実行したのである。

何にせよ“横綱が負けるわけにはいかない”ということを身をもって
示した十四日目、白鵬の勝利だった。

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