祭話§パルジファル~新国立劇場~[上]

正午過ぎに家を出た。昼食を食べて最寄駅から初台へ。

開演20分前には新国立劇場に入り舞台神聖祝典劇『パルジファル』を
観た。幕間休憩は40分と35分の2回、14時開演で終演は19時50分頃。
約6時間の長丁場だった。

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指揮:飯守泰次郎
演出:ハリー・クプファー
装置:ハンス・シャーヴァノッホ

パルジファル:クリステァン・フランツ
グルネマンツ:ジョン・トムリンソン
アムフォルタス:エギルス・シルンズ
クンドリー:エヴェリン・ヘルリツィウス
クリングゾル:ロバート・ボーク
ティトゥレル:長谷川顯

新国立劇場合唱団(合唱指揮:三澤洋史)
東京フィルハーモニー交響楽団

『パルジファル』の舞台に接するのは何回目になるだろうか。正直、
何度観ても永遠に理解できないんじゃないだろうかと思わせられて、
絶望的な気分になってしまう。

というわけで、今回も悪あがきをするのだろうと半ばあきらめ気味に
3階最後列ほぼ中央の席に座った。オーケストラピットに飯守泰次郎
がおさまると客電のすべてが落とされ、そのタイミングで幕が開く。

全3幕を通じて舞台装置は同じである。手前から奥に向かって“光の
道”がジグザグに折れ曲がって伸びている。道の床一面にLEDが仕
込まれて、映像が流れていく。

優しく柔らかく前奏曲が流れていく中、舞台手前にはクリングゾルと
クンドリーが横たわり、その奥にはグルネマンツとアムフォルタス、
そしてさらに視線を上げると袈裟がけの仏教僧が3人。彼らの様子を
傍観しているではないか……冒頭から早くも謎かけ模様なのだ……。
                            [続く]

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