巳話§東京コミックショー[ショパン猪狩]

ショパン猪狩が東京コミックショーというコントというか、他愛ない
毎度おなじみの芸を、十年一日変わることなく見せていて、偉大なる
超マンネリだったにもかかわらず、なぜかおもしろく見ていたのだ。



それで、上の映像を探していて、この蛇ネタの演題が『三蛇調教』と
いうことを初めて知った。コントの装置も簡単で、プラスチック製の
ザルを三色に塗り分け、底を抜いて開閉できる蓋をつけてテーブルに
セットすればいい。

三匹のヘビもハイソックスか何かを利用して、適当に装飾を加えれば
出来上がりで、洗練もへったくれもない……何という潔さであろう。

でまあ、テーブルの中にショパンの夫人が待機してて、旦那が“レッ
ドスネーク・カモン!”という指示に従って、赤いの、緑の、黄色の
と、適当にボケをかましつつ出し入れするわけだが、そのあたりのい
い加減さが“この芸”の信条ではないかと考えるのだ。

最近、テレビのバラエティ番組などほとんど見ることはない。それは
芸とかそれ以前としか思わないタレント達の質の低下のゆえである。
ショパン猪狩の蛇芸は、時代ということもあるだろうが、何とも朗ら
かで、ほのぼのとした気持ちにさせられたのだった。

ショパン猪狩の逝去は、9年前の今頃のことである。

《テレビのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック