懐話§昭和三十年代~凸凹の田舎道~

[承前]

以前も書いたことだけれど、映像サイトに昭和30年の道路事情があっ
たので、当時の道についてもう一度おさらいしておきたい。



その時も書いたように、東京オリンピックのあたりになってもまだ、
地方都市では市街地から一歩外に出たとたん、次の市街地に着くまで
の間は、デコボコの砂利道が延々と続いていたのだった。

未舗装の橋の中には、それこそ時代劇に出てくるような木組みのもの
も残っていたりして……さすがに自動車は走れなかったのだけれど。

そんなデコボコ道が少しずつ少しずつ舗装化されていく様子は、たま
にバスを使って出かける時、リアルタイムで実感していたのである。

大まかな記憶では、東京オリンピックの翌年に修学旅行で東京に行っ
た時には、我が田舎町から東京まで完全に舗装化されていたはずで、
自動車酔いをする同級生も激減していたのだった。

当時、バスで修学旅行をするにあたっては、車内にバケツが常備され
ていて、酔った時の処理に活躍したということは、あまり思い出した
くはないことである。

クラスに数人は“酔いやすい”同級生がいて、彼ら彼女らにとっては
トラウマに近い修学旅行の思い出ではなかったのだろうかと、当時の
映像を眺めながら思い返しているのだ。
                            [続く]

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