七話§朝の虹~変な天気~

木曜日の朝は奇妙な天気だった。糸を引くような冬の冷たい雨が降っ
ている……その雲間から朝の太陽が顔を覗かせるという空模様の中、
北西方向に朝の虹が出現したのだ。

画像

カメラで撮影してみたけれど、レンズを通すと色が浅くなっているの
が残念。実際の紫色はもっとくっきりはっきりと出ていたのだった。

ひとしきり虹を眺めていた時に、ふと“デジャ・ヴ”であることを思
い出して検索してみたら去年の暮にも朝の虹が出ていて、写真も撮っ
ていたのだ。去年の虹は見事なダブルアーチだったが、今回はシング
ルである。

条件さえ揃えば、夕立の時に東に出る虹も、朝の雨上がりに西方向に
出る虹も、別に珍しくなどない現象のはずである。ただ、前回も同じ
12月に見たものだから、むしろ冬の朝にありがちな虹なのかなと思っ
てしまう。

その後、30分ほどで虹は消えてしまったが、太陽が出てみたり、雨が
パラパラと降ったりと、奇妙な感じのする天気模様なのだった。電車
に乗っても何となく生温い車内温度だったりもして、神保町に着く頃
には少しばかり気持ちが悪くなってしまっていたのだ。

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