軌話§京王線あれこれ[35]ウニモグ!

[承前]

最寄り駅からほど近い駅には、大きな車両基地がある。いつものよう
に上り電車が停車したところで、母親と3歳くらいの男の子が乗って
きた。その時に母親が、電車が大好きというおちびさんに向って……

「車掌さんが『あれはメルセデスの“ウニモグ”です』
って教えてくれたのよ。ウニモグって線路の上と道路と
両方とも走れるんだって」


……と丁寧に教えていた光景が印象的だったことと、そのウニモグと
いう車両がいかなるものか興味を惹かれたので、思わずシャッターを
切ったのが下の写真である。

画像

詳しいことは、この項目を読んでいただければいいと思うので、いち
いち書くことはしないが、なかなかにユニークな性能を持った“自動
車”ということになるのだろうか。

そんなユニークな自動車を知ったのは、何でも質問しまくる“子鉄”
を相手に疎ましさも一片すら感じさせず、きちんと噛み砕いてわかり
やすく説明するお母さんのおかげである。

元気一杯の息子に接している様子は、快活そのものでありながらも、
駅に着いた時の電車のドア開閉に心配りをしていて、そうすれば子供
のほうも親の言うことに素直に従うという、実にあたりまえのフット
ワークを軽やかにこなしていて、すてきに好感度高しなのだった。

メルセデスの“ウニモグ”を覚えたことに加えて、乗車している時間
がこれほどに爽やかだったのは久しぶりだったような気がしている。
                            [続く]

《京王線のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック