燃話§京都ほんやら洞の火事

1972年に、フォークシンガーの岡林信康達が開いた、京都御所の北に
ある喫茶店“ほんやら洞”で、金曜日早朝に火災が発生。焼け落ちて
しまった……ショックである。

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70年代フォークソングに親しんだ人間にとって、京都のほんやら洞や
三条堺町のイノダコーヒは“行くべき”場所だった。夜行の各駅を乗
り継いで、朝7時過ぎに京都駅に降り立ち、そこから市電に乗って、
四条烏丸から開店したばかりのイノダコーヒに行ってモーニングコー
ヒーを注文……貧乏大学生の京都旅行は、そこからスタートした。

京都御所の裏手、同志社大学の並びで営業していたほんやら洞には、
なかなかたどり着くことができず、1976年に、ようやくのことで訪ね
ることができたのだ。店は今出川通に面しているのだが、その当時の
記憶はといえば、手前の路地を入った右手に店があってというもので
ある。

ランチの時間帯だったから、評判の高かったカレーライスを食べて、
それで店を後にした……ほんの30分ほどの滞在でしかなく、今思って
も、淡々とした訪問でしかなかった。

残念なことは、ほんやら洞に詰まっていた40年を超える歴史までもが
火事で消失してしまったということで、それは本当に取り返しのつか
ないことなのだ。

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