悼話§アルド・チッコリーニさん(ピアノ)

一度だけチッコリーニのピアノ・リサイタルを聴きに行ったことがあ
る。確か1970年代の終わり頃のことだった。

レッテルを貼ることが好きな日本の誰か、あるいは音楽メディアが、
彼のことを“サティ弾き”と評したことで、出かけてみたリサイタル
も、エリック・サティをプログラムのメインに据えたものだったが、
サティの音楽を延々と聴きていたら、最後には飽きてしまった記憶が
残っている。

もとよりピアノの演奏が、どういうものであるのか、まったく理解で
きていなかった頃に聴いたから、そういう意味でも記憶に残っている
わけではない。

何でもそうだが“今聴けば……”という演奏会が、過去にたくさん蓄
積していて、チッコリーニのピアノなどは、もう一度聴いてみたいと
回顧する類のものなのだ。

合掌

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