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zoom RSS 雅話§百人一首考[7]〜あまのはら〜

<<   作成日時 : 2015/02/19 00:00   >>

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[承前]

安倍仲麿(あべのなかまろ)

天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも


高校2年の時に修学旅行があった。目的地は奈良と京都だったが、新
幹線で京都に着き、まずはバスで奈良へ向かった。午後に着いたので
東大寺の大仏殿に入ったところで初日の日程は終了。若草山の麓から
春日大社を横目に少し遠回りで徒歩で猿沢の池にある宿へ向かった。

11月上旬なので日没は17時頃だから、もう少し暗くなった道を歩いて
いて、振り返ったところ、東の空から満月が昇ってきていたのだ……
何という偶然だろうと驚きながら、頭の中で「天の原・・・」の一首
を思い浮かべていたのである。

画像

かくして「天の原」の記憶は、実体験としていまだに残っているのだ
けれど、その後百人一首道に邁進したかといえば、そういうことはな
くて、いにしえの雅には何とも不調法なまま長じることになってしま
たのだ。

そんな不調法ではあるが、あの時ぽっかりと浮かんだ満月と、満月に
照らされた周囲の鄙びた風景は、いまだに忘れることができない一瞬
の“雅”ではなかったのかという気がしてならないのである。
                            [続く]

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