米話§テイクアウト・コーヒーの蓋

チェーン系コーヒーショップでテイクアウトすると、写真のような蓋
付きでドリンクが出てくる。

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実はも何も、これが苦手なのだ。保温のためであるとか、カプチーノ
やラテのように、コーヒーとミルクが分かれているのを、うまいこと
ミックスさせることができるというのが、穴から飲むのを推奨してい
る理由らしいのだが、コーヒーはストレートでしか飲まない人間なの
で、必要があるとは思えない。

さらにいうと、初めてこの蓋付きで出された時に、舌を火傷しちゃっ
たのである。いや……嫌な予感はしていたのだ。そもそも猫舌だし、
あんな細い穴から出てくるのは熱い液体に決まっていると思いつつ、
慌てずゆっくり飲もうとしたのに火傷したのだ。

それ以来、当然のように蓋をはずして飲んでいる。それにしてもと思
うのは、シアトル生まれでエスプレッソを売りにしたチェーン展開と
いうことである。

40年も前、アメリカ人が飲むコーヒーといえば、ガブガブ飲めるよう
にと薄めのアメリカンと決まっていて、大学生の頃にギャルソンのア
ルバイトをしていたおフランス風カフェでも、エスプレッソを出しつ
つ、アメリカンも出していたことを思い出す。

当時、エスプレッソを飲ませるカフェは珍しくて、だから客も慣れな
いエスプレッソの苦さに顔をしかめ……という時代でもあったのだ。

今でもアメリカンは広く飲まれているのだろうか。それとも、そんな
コーヒーなどなかったかのようにして、アメリカでは昔からエスプレ
ッソだったのだと空とぼけているのだろうかなどと、心の狭い想像を
していたりする。

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