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zoom RSS 雅話§百人一首考[15]〜きみがため〜

<<   作成日時 : 2015/03/19 00:00   >>

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[承前]

光孝天皇(こうこうてんのう)

君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ


まだまだ記憶に残っている歌が出てきて、少しばかり安心している。
この歌を初めて読んだ時、情景がすぐに浮かんだのは、十代になった
ばかりの少年にしても理解しやすい歌だったということである。

ところが歌の本意は少年の浅い解釈とはまったく異なるものだった。
そもそも“春”を4月頃だと思い込んでいて、若菜を摘んでいたら、
時ならぬ春の雪が降ってきてしまったではないか……と思っていたの
が、正月七日――旧正月だから今の2月上旬――「春の七草を摘んで
いたら雪が降ってきてしまった」なのだった。

とすると春の雪ではなく、まだまだ冬の雪で、降っては消えるどころ
か、ズンズンと積もる類の雪なのである。

ことほどさように、歌の本意を読み取ることは難しく、ましてや小学
生ごときがきちんと捉えて納得できるはずもないということに思い至
るのは、ずうっとずうっと後の世の話なのだ。
                            [続く]

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