坐話§ドイツの劇場における座席番号・・・

まずは、下の座席表をじっくりと眺めていただきたい。ミュンヘンは
バイエルン国立歌劇場の座席表だが、本文中の写真が小さかったら、
クリックしすれば拡大できるはずである。

画像

いわゆる“絶対番号”と呼ばれる表示法で、しかも1と2が左右両端
に分かれ、それが中央に向かって数字が増えていく。チケットを2枚
並びの席で買っても、例えば1列目中央であれば、32番と33番という
続き番号になってくれるが、それは各列の中央2席のみしか適用され
ず、隣の2席は30番と32番だったり、31番と33番ということなのだ。

慣れない人間だったら続き番号ではないから隣り合わせでないと思い
こんでしまうのは間違いがない。まあ、そもそも慣れない人は、そこ
までたどり着くことすら難しいことに違いない。

もちろん、こんな複雑怪奇な表示法を採用している劇場がドイツでも
どれほどあるかはわからない。

翻って日本だって、かつての歌舞伎座のように列表示が数字ではなく
“いろは”になっているところも少なくなかったはずで、そんな名残
が“とちり席”という表現で残っているのだ。

そういえば国技館椅子席の席番号は、土俵に向かって右から左に流れ
ている。日本の普通の劇場やホールでは、舞台向かって下手から上手
に流れいくのとは逆で、毎度毎度戸惑うことになる。

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