化話§葭始生~七十二候~穀雨

穀雨の初候“葭始生(あしはじめてしょうず)”である。

見る間に緑が吹き出してきている。それにしても雨の多い4月だった
が、そのせいか若葉の伸びが例年よりもいくぶんか早いようで、いつ
もだったら下旬に入る頃になってようやく顔をのぞかせる新芽だが、
桜が散るまで待ちきれないといった様子で吹き出したように思われた
のだ。

それにしても雨が多い。4月だけで雨降りの日が13日もあるのだ、い
くら恵みの雨だと言っても限度があるというもので、からりと快晴に
なったのはたったの一日だけで、それ以外は曇りがちの晴れだったり
午前中は晴れても午後には雨が降り出したり、晴れの日が何日も続い
たということがないのである。

折しも七十二候の穀雨ということだから、これ以上は雨降りに対して
文句を言うのはやめておこう。

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