伯話§ベルリン・フィル次期芸術監督未定

5月11日にベルリンフィル団員による会議が行われたが、サー・サイ
モン・ラトルの後、2018年からの首席指揮者兼芸術監督人事は決定ま
でには至らず、先へと持ち越しになった。

画像

それを報じるベルリン・フィルのホームページには、わかりやすくも
空白の指揮台の写真が置かれていたのである。

Noch keine Entscheidung

über die Nachfolge

von Simon Rattle


大雑把に訳せば“現時点でライモン・ラトル後継については未定”と
いうところであろう。

というわけで、日出づる我が国でも少なからぬクラシック・ファンが
“音楽界の教皇”を選ぶコンクラーヴェを、夜更かしをしつつ固唾を
呑んで見守っていたようだが、煙突から出てきたのは“黒い煙”なの
であった。

巷間伝わる監督候補はというと、グスターヴォ・デュダメル、パーヴ
ォ・ヤルヴィ、アンドリス・ネルソンス、クリスティアン・ティーレ
マン(アルファベット順)あたりが大きく取り沙汰されていたと思う。

個人的にティーレマンは、レパートリーがドイツ系に偏り過ぎている
ことと、むしろオペラ指揮者としての活動をメインだから、第一番に
候補からはずしていた。

デュダメルは年齢を考えると“次の次”という気がしたので、残るは
ヤルヴィかネルソンスということになり、そうした中でネルソンスが
抜け出るのではなかろうかと思っていたのだが、結局団員の総意がま
とまることはなかったようだ。それにしてもヤルヴィがエストニアで
ネルソンスがラトヴィアとバルト三国の2か国から候補が出ていると
はである。

なお、一年以内に選出するということになっているのだが、その行方
は果たして……。

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