化話§菖蒲華~七十二候~夏至

夏至の次候“菖蒲華(あやめはなさく)”である。

さてもアルプス端っこの村の滞在も最終日である。アルプスとはいっ
ても、日本人にもなじみのある著名な山などはなく、せいぜい2000m
ちょっとの山々が連なっている。

滞在しているのは標高1000m足らずの周囲が牧草地だらけの村なのだ
けれど、夏のこの時期にあって乳牛たちは、村を離れて山の上で草を
食みつつ、毎日せっせとミルクを生み出してくれているのだ。

そんないくつかの山々は、冬のシーズンになるとスキーのゲレンデに
なることもあって、ロープウェイが運行されるから、我々も時間のあ
る時に上がったりするが、山上には日本とはまた違った種類の様々な
高山植物が育っているのを見ることができる。

それぞれの花の名前を知るわけではなく、何とか“エーデルワイス”
と思しきものくらいは判別できたが、そのあたりはいささか心もとな
い。

そんな花々の見た目だが、日本以上に厳しい冬があるためかどうか、
小さくて可憐な印象のものが多いのである。

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