廻話§ラインの黄金~新国立劇場~

定年になってありがたいことの一つが、心おきなく平日昼間の公演に
行くことができるということで、今日は新国立劇場で久々に上演され
る『ニーベルングの指環』の前夜祭『ラインの黄金』を観るのだ。



14時開演で終演は16時半頃だから、軽いジャブといえなくもないけれ
ど音楽はワーグナーが作曲したから……。去年の『パルジファル』と
同様に、今回の指揮者で芸術監督である飯守泰次郎の音楽講座が行わ
れている。漫然と音楽を聴いているだけではうっかり聴き過ごしてし
まうようなモチーフを短い時間の中で、丁寧に解説してくれるのはあ
りがたい。

思えば、前回2001年から4年間かけて上演されたキース・ウォーナー
演出の“トーキョー・リング”は、実に刺激的な舞台だった。その後
一度再演されただけで結局はお蔵入りになってしまい、一挙通し上演
の機会すらなかったのは残念なことだった。

今回も『ワルキューレ』が来年の10月に『ジークフリート』が再来年
6月という日程になっているが、ここはひとつ通し上演を実現させて
ほしいものである。芸術監督自身は当然ながら、通し上演の重要性を
承知していると思うので期待しているところだが。

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