棲話§終の栖代御二人様八万六千円也

先週“東京都建設局公園緑地部公園課”という部署から、9月に当選
通知を受け取って手続きを進めていた樹林墓地の霊園使用料納入通知
書が送られてきたので、早速に86000円を振り込んできた。

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これで夫婦二人が死んだ後に散骨してもらえれば、我々の人生は完了
したということができるはずである。落ち着きどころがなかったとし
たら、老い先短くなっていく中で、いささか不安になってしまっても
おかしくはなく、そういう意味での安心代としては破格なのである。

ここで書いたとおり、生まれ故郷の寺にある墓に入るつもりなどはな
い。我々の死後、墓守が途絶えてしまうから、まずは現在ある墓の処
理をきちんと済ませておかなくてはならない。

夫婦二人の順番後先がどうなるかはともかく、電車などを乗り継いで
一時間ちょっとのところに終の栖(すみか)が待っているというのは、
何ともほっとするのである。

現実を直視するのであれば、六十代になりたての我々に残された時間
が40年あるなどとは到底考えられず、あと20年でも生きられれば平均
寿命ということで“はいさようなら”ということだから、残り時間を
楽しみつつ、物理的に定まった行く末を遠い眼で見据えているのだ

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