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zoom RSS 懐話§尾瀬草紅葉[21]悶絶裏燧林道-下-

<<   作成日時 : 2015/11/20 00:00   >>

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[承前]

歩いていれば前進すると頭の中で唱えながら、裏燧橋から奮闘するこ
と数十分。ようやく裏燧林道のクライマックスがやってきた。まず現
れた小さな湿原は西田代……ブナ林の中を延々2時間半も歩いた末の
ご褒美には無言で感謝するしかない。

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裏燧にある湿原は森林に囲まれた小さな箱庭状の存在で、突然にぽっ
かりと歓迎してくれるので、それまでの鬱屈した状況から一気に解放
されるように感じる。

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さらに数分で、少し大きい西田代に到達する。この田代もかなりな傾
斜湿原で、一瞬だけだが上田代と勘違いしそうになってしまうのだ。

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そして、ひっそりとした池塘にレンズを向ける……何万人の人と同じ
構図でシャッターを切るが、この瞬間は自分だけの1カットである。

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小さい2つの田代だけでも3時間近く歩いた甲斐があるというものだ
が、西田代から数分歩いて上田代という真打が出現することで、空の
広さが強烈に実感させられ、同時に尾瀬の旅も終わりに近づいたこと
を知るのだ。

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緩やかな傾斜湿原の中に小さな弧を描いて伸びる木道とベンチ。自然
と人工物とが巧まずして融合している様は、およそ40年前と変わるこ
とがなく、加えるならば背後の大杉岳という借景が全体の風景を締め
ていることにも気づかされる。

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左を向けば遠く越後の山々を望んで、時間の経過を忘れてしまいそう
になるが、先を急がなくてはならない。

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そう思って歩き始めたら、ベンチで水彩の絵筆を執っている人がいた
ので、お願いして一枚撮らせてもらった……御池までは、あと25分!
                            [続く]

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