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zoom RSS 懐話§尾瀬草紅葉[27]山小屋のこと

<<   作成日時 : 2015/12/04 00:00   >>

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[承前]

尾瀬から遠ざかっていたことで、尾瀬の変貌ぶりに驚かされた。尾瀬
の自然そのものは変わることがなかったけれど、山小屋とその周辺事
情が驚くほど変わっていることに気づかされた。

報道にあったとおり、10月にアヤメ平に近い冨士見小屋が閉館した。
群馬県側から尾瀬に入る3つのルートの中にあって富士見峠越えは、
大清水や鳩待峠に比べて、すっかりポピュラーなルートではなくなっ
ていき、利用者が“数えるほど”しかいなくなってしまったようだ。

確かに、過去の尾瀬行の中で、富士見峠を越えて尾瀬に入山したのが
1回、尾瀬から下りるのに1回、鳩待峠から富士見峠を越えて尾瀬ヶ
原に下りたのが1回という程度でしかなかった。

ある意味では忘れかけられているルートでもあり、この先に利用者が
増えることなどは考えられない。小屋主も年齢を考えての決断だった
のだろう。

もう一つは――これもまったく知らなかったことだが――尾瀬ヶ原下
田代十字路に建つ原の小屋が後継者がいないことで、山岳書出版の老
舗である山と渓谷社に譲渡されて、今年のシーズンから新たに営業が
始まっていたのである。

↓ヤマケイ所有になる原の小屋
画像

かつて、年間90万人の登山者が行き来した尾瀬は、今やピーク時から
三分の一程度の人間しか入らず、しかも“中高年登山者”の比率が高
く、先々の状況は楽観的とは言えない。

アルバイトしていた40年前、特に水芭蕉のシーズンの入山者は多く、
一畳に2人収容するなど小屋も客も当然のこととしていたのだ。尾瀬
小屋でアルバイトしていた時は定員250名のところに500人以上詰め込
んだこともあったし、長蔵小屋の自炊部で働いていた時などは我々が
寝泊まりしていた管理室にお客さんを泊めたこともあったのだ。

そんなことも今は昔……ある意味では静かな山旅を楽しめる状況にな
ったのだが、そうなったらそうなったで山小屋の経営問題が浮上して
きてしまったのである。

9月の尾瀬行話は、あと一回で終わることになるが、来年以降も尾瀬
に通うことがあるならば、そのあたりも見守っていこうと思う。
                            [続く]

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