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zoom RSS 板話§十二月大歌舞伎夜の部〜妹背山〜

<<   作成日時 : 2015/12/18 00:00   >>

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十一月顔見世はお休みしたので、2か月ぶりの歌舞伎座は夜の部一本
勝負となって『妹背山婦女庭訓』の通しである。定年退職このかた、
平日の歌舞伎座通いはチケットが取りやすいというメリットがある。

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今回の通しは最初に『杉酒屋』だが、東京で上演されたのは実に半世
紀ぶりという舞台。それから『道行恋苧環』と『三笠山御殿』という
四段目を通しての三本。

玉三郎は、9月『伽羅先代萩』の政岡、10月の阿古屋に続いて、妹背
山の杉酒屋娘お三輪と大役を立て続けに演じているのだ。聞くところ
によれば、今回の妹背山も玉三郎がフル回転で若手の指導にあたった
のだという。

まず『杉酒屋』である。七夕の候にして井戸替えという、江戸時代の
季節行事を織り込んでの一幕。そこに恋が成就するように赤い苧環と
白い苧環を持った求女とお三輪の恋模様……橘姫との三角関係になる
のだけれど……が展開していく。

松也の求女、児太郎の橘姫は全体にやや硬めな演技で窮屈な感じが、
七之助のお三輪はまずまずというところか。子太郎を演じた團子は、
市川中車(香川照之)の息子だが、物怖じすることなく舞台を務めてい
たのはさすがである。

若手三人による『道行恋苧環』も印象薄くて、やや退屈に終始した。

そして玉三郎がお三輪を務める『三笠山御殿』である。ここにきて、
ようやく舞台が濃厚になってきた。前半は七之助にお三輪をまかせた
が、三笠山は玉三郎の出番である。舞台のどこにいても、客の視線は
お三輪へと向けられる……それだけの求心力ある立女形は、現時点で
玉三郎しかいないのだ。

その他、中車が豆腐買おむらを務めたが、歌舞伎で女形を演じるのは
初めてではないだろうか。なかなか遜色なく務めていたと感じた。

終演は20時15分と、なかなか好ましい時間だったが、それでも電車と
バスを乗り継いで帰宅したのは21時半過ぎである。

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