ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 師話§そうだ京都!〜オランダ人〜

<<   作成日時 : 2016/03/22 00:01   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

びわ湖ホール『さまよえるオランダ人』の開演は14時で、マラソンを
見送った後、13時頃にはホールに着いてしまった。軽くコーヒーとケ
ーキを半分ずつ食べて腹を落ち着かせた。

画像

ホールを入ると、奥はガラス張りでその先に琵琶湖の風景が広がって
いるのでロケーションは抜群である。そして客席に入ると、やや縦長
の馬蹄形でオペラハウスとしての雰囲気はなかなかのもので、新国立
劇場の残念な客席空間と比較して何だかな気分になってしまうのだ。

画像

画像

座った席は4階最後列……いつもと同じく気楽な高みの見物である。

画像

指揮:沼尻竜典
演出:ミヒャエル・ハンペ
装置・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ

合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
管弦楽:京都市交響楽団

オランダ人:ロバート・ボーク
ダーラント:斉木健詞
ゼンタ:横山恵子
エリック:樋口達哉
マリー:竹本節子
舵手:高橋淳

沼尻の指揮は凡庸とも安全運転ともいえるもので、音楽が平坦に過ぎ
た。もっと畳みかけたり煽ったりと緩急をつけてほしかった。合唱は
一幕最初の水夫で、少し音が散ったかなと感じたが、それ以降は徐々
にまとまってきたように感じた。

歌手で、特によかったのはエリックを歌った樋口達哉で、エリックと
いう人物の性格が表現できていたと思う。オランダ人のロバート・ボ
ーク、ゼンタの横山恵子は健闘。ダーラントの斉木はいささか弱くて
期待外れ。

演出は大外れ。水夫の夢オチというのが全体を流れるコンセプトだっ
たが、あれは見張りしながら眠りこけた舵手だったのか、それとも別
の水夫だったのか、そのあたりを見逃してしまったが、舵手だったら
その後も自分のパートを歌っていたからおかしな話になるだろう。夢
オチはともかく、その部分について自分的には保留。

三幕を通してダーラントの船の甲板の上で劇が進行するというのも、
舞台転換は省けたのかもしれないが、いささか能のないことである。

背景はCG映像で、荒れ狂う海やオランダ船がダーラントの船に接触
するあたりはともかく、幕切れでオランダ人とゼンタが海へと消える
背後でオランダ船が海にぼっちゃんと沈む映像は、安易という以上に
2人の救済がどこかにすっ飛ぶがごとくの情けなさなのだ。

実は、来年からびわ湖ホールで4年かけて上演される『ニーベルング
の指環』も観にこようかと考えていたが、演出が同じハンペと聞いて
わざわざ旅行するまでもないという結論になり、この先びわ湖ホール
に来るのはいつになるのかなあと考えつつ、京阪石場駅に向かった。
                            [続く]

《京都のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
師話§そうだ京都!〜オランダ人〜 ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる