移話§桜始開~七十二候~春分

春分の次候“桜始開(さくらはじめてひらく)”である。

3月も残すところ一週間となってしまった。そしていよいよ桜の季節
が始まる……しかも“桜始開”という候のとおりに東京は開花の運び
となる。

我が生涯で桜の季節が巡ってくるのは61回目ということになるのか。
桜を桜として認識したのは何歳くらいのことだっただろう。記憶を辿
ってみると、意外に桜を愛でたのがいつの頃だったか思い出せない。

自分がというよりも、周囲が“桜、桜!”と喧しくなったところで、
ようやって“ああ、桜なのか”と自覚する、他力本願的なところがあ
ったので、桜を桜として認識するようになったのは、どうやら二十代
後半になってからだったのではないかと思うのだ。

ただし、そうして自覚&認識するようになると、一年の大きな指標の
一つとして刻み込まれて、桜の季節とは関係ない時節にあっても、何
かと気にするようになったのである。

そうして4月上旬までの桜の季節が始まるのだ。

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