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zoom RSS 師話§そうだ京都!〜堺町筋の居酒屋〜

<<   作成日時 : 2016/03/30 00:01   >>

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[承前]

京都最終日の晩餐である。どんな店にしようか……ホテルに近くて、
気取らない居酒屋があればいいがなあと探していたら“こんな店”
見つけて、いそいそと予約を入れた。

禁煙でしかもカウンター9席のみという小ぢんまりした居酒屋は、見
逃して通り過ぎそうな佇まいである。

そんな店は、いかにも京都の女将が和服姿で招き入れてくれた。まず
サッポロ赤星で喉を潤しつつ、出てきた付き出しは、お揚げと大根を
煮たの、菜の花胡麻味噌、グジのフライがそれぞれ一口ずつ。さり気
ない三品にいきなりの先制パンチを喰らったような、そんなおいしさ
にあられもなく感動した。

注文した料理は、刺し盛り(紋甲烏賊、鳥貝、赤身)、イワシ生姜煮、
オイルサーディン、鶏塩焼き、湯葉と水菜の炊いたん……どれも神経
の行き届いた酒肴ばかりで、酒の進みが早い。なのでサッポロ赤星に
続いて、日本酒は京都に近い“奥播磨”を一合、その後に“李白”も
いただく。

月曜日の夜ということもあったのか、客は我々夫婦二人だけ。なので
女将と肩の凝らない話が弾んだのだ。元々はテレビの仕事をしていた
のが、思い立って店を始めたのだという。

「禁煙だから、こちらに決めたんですよ」と言うのに応えて「禁煙と
決めた時、人に“強気な商売しはりますなぁ”とか言われましてん」
とは何とも京都的であるかなと思いつつ、今禁煙の店は別に珍しくは
なくなっているので、正しい決断だったと思ったのである。

せっかくなのでもう1杯、栗焼酎“ダバダ火振”を軽くもらい、締め
に豆腐ぶっかけ飯を二人で分け合って食べたところに苺が出てきた。

お勘定を済ませて店を出る頃には御機嫌の体で、女将にごちそうさま
と挨拶した後、ホテルへの帰り道は陽気な千鳥足となりにけるかな。
                            [続く]

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