稚話§そしてベビーカーの主はと言えば

歩道や駅の構内などで、ベビーカーに乗せられた赤ちゃんを見かける
ことは珍しいことではない。

ベビーカーの中の赤ちゃんが、リラックスしているとかすやすや眠っ
ているとかに関係なく“態度がでかい”ということに気がつく人は、
少なくないと思われる。

それは、例えば前方のバーにふてぶてしくも足を引っ掛けてふんぞり
返っていることだが、要するに彼らがよく動くわけで、そんなプロセ
スの中で結果として、中国でいうところの“小皇帝”もかくやと思わ
せるわけだが、そんな傍若無人さをどこへやらと和ませてくれるのが
手首と足首の“輪ゴム”なのだ。

そうして、バーに引っ掛けている足の親指だけが上に反り返っている
ことに気がついている人はどれくらいいるだろうかと思う。歌舞伎の
荒事などで、役者が床の足から親指を反り返している所作があって、
それは子供が力漲っている様子を表しているのだと聞いた。

たぶん、ベビーカーの中を窮屈に感じてあっちへこっちへの運動代わ
りなのだろうと思っているが、そんなことができるのも今のうちだか
ら、軽く微笑みつつ“好きなだけ動きなさい”とつぶやきながらすれ
違うのである。

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