欧話§老後旅事始~ホテルの部屋替え~

[承前]

時折だが、ドイツやオーストリアの人たちの発想が理解できないこと
があって、今回のケースもその一つだと思われるのだが、どうだろう
か。

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写真はメゾネットの階段からメインの窓を見下ろしたところ。実は、
カーテンの幅が足らずで、窓が半分ほどしか隠れないのだ。それでも
初日は何とか過ごせたのだった……時折人が行き来したりして落ち着
かなくはあったけれど、2泊だからと気にしないよう努めていた。

ところが、明けて土曜日の2日目、カーテンの外はホテルのテラスと
いうか中庭になっていて、週末ということもあるのかテーブルなどが
設え始められたのだ。これで複数の人間がディナーでも食べようもの
なら我々の部屋は丸見えということになってしまうではないか。

さすがに、寸足らずのカーテンでは何を見られるかわかったものでは
なく、フロントに交渉に行った。スタッフが部屋にやって来て、あれ
これ協議した結果、我々の要求を受け入れて部屋を替えてくれた……
当然といえば当然のことだとは思うが、おそらくベッドメイクをする
スタッフ以外、他のスタッフが客室を頻繁にチェックすることなどは
ないような気がする。

だから、フロントのスタッフがやって来てカーテンの様子を眺めても
他人事という感じだった。それを慣れない外国語で説明し、部屋の交
換を頼むなどとは、それなりにストレスがかかる交渉事なのだった。

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結局はホテル側も納得して替えてくれたのは、湖に面した眺望良好な
部屋だった。スペースは狭くなったが文句を言うほどのことはなく、
むしろメゾネット部屋のほうが、例えばベッドは上階なのに、風呂や
トイレは下だったりという、むしろ不便さのほうが大きかったのだ。
                            [続く]

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