ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 欧話§老後旅事始〜パルジファル[中]〜

<<   作成日時 : 2016/09/21 00:01   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

クンドリーのいでたちは、いわゆるイスラムの女性のそれで、彼女が
異教徒であることを示している。時代設定も現代であれば、状況設定
もまた現代の宗教問題を取り扱っているのである。

大多数の日本人と同様、キリスト教に始まってユダヤ教、イスラム教
と、いよいよ理解することが難しくなっていってしまう……なので、
表面的な受け留め方しかできていないのはしかたのないことだろう。

さて、白鳥を射たパルジファルが時空を超えて聖杯城に連れて行かれ
る場面では、教会の天蓋からはるか宇宙へと飛び出していく映像が使
われた。その教会が建っていた場所はイラクあたりだっただろうか。
IS(イスラム国)との紛争地域であることが理解できる。

そして聖杯の儀式が始まるわけだが、あろうことかアンフォルタスが
“イエス・キリストそのもの”の姿で己が血を流す……さすがにこれ
はやり過ぎだろうなあと思いながら幕。時計を見ると1時間50分で、
2008年にガッティが振った2時間越えを考えれば、これはこれですっ
きりとした音楽を聴いたことになるだろう。

ちなみに――どうでもいいことだけれど――1幕が終わった後、客席
から拍手が起き、それがしばら続いてしまったということがあった。
今時のバイロイトである。

この日の終演は21時50分で、ガッティの終演は22時40分だったという
ことを合わせて備忘録的に記しておく。

[付記]今回の『パルジファル』の舞台となったのはトール・ケイフと
いうイラクの町。ISとの戦いの焦点であるモスルの北12kmにある。

                            [続く]

《ワーグナーのトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
欧話§老後旅事始〜パルジファル[中]〜 ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる