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zoom RSS 欧話§老後旅事始〜トリスタン[下]〜

<<   作成日時 : 2016/09/28 00:01   >>

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[承前]

バイロイトの音響は、聴く位置によって相当に違うだろうなと気がつ
いたのは前回2008年の時だった。今回は3回とも同じ平土間最後方に
座ったので、そんな聴こえ方をしたということも考えられるのだが。

最後に、演出もまた不可解なところがあった。特に2幕、台本ではメ
ロートが差し出した剣にトリスタンが身を差し出して刺されるところ
を、幕切れでメロートが刺してしまうものだった。メロートが抱いて
いた“憎悪”の感情が表出したというのだろうか。

もう一つは3幕の最後“イゾルデの愛の死”である。イゾルデが歌い
終わった直後、背後からマルケ王が近づいて「さあ、もう十分満足し
ただろう」とばかり腕を取り、イゾルデを引っ張って去っていく……
さすがに違うだろうと思った。

この2点だけでも、ある種の“暴力性”のようなものを演出の中に内
包させているように感じたが、そのように演出することの意味を理解
することができないままでいる。

というわけで、拍子抜けだった『トリスタンとイゾルデ』の終演は、
22時で前々日の『パルジファル』より長い上演時間だった。これは、
トリスタンがというよりもパルジファルのほうが快速だったというこ
とだろう。

さて、ワーグナーの重量級楽劇を2つ観たにしては充実感を感じない
のだが、この日の休憩中に、はるかに凌駕する現実に見舞われたのだ
が、それについては稿を改めることにする。
                            [続く]

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