欧話§老後旅事始~リャマ? ありゃま!~

[承前]

アルプスの端っこの村々は、どこも酪農地域である。そこかしこに牧
草地が広がっているし、8月一杯は牛を山の上に連れて行って目一杯
牧草を食べさせて、たっぷりミルクを出してもらうのだ。そうして、
このあたりでオーストリアで一番うまいチーズが作られるという段取
りである。

日中は特にすることもないので、そんな牧草地を縫ったりして散歩す
るのだが、この日は小川沿いに散歩していたら、見たことのない動物
に出くわした。

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アルパカあたりかなと思っていたら“リャマ”じゃないかと教えてく
れる人がいて、ついでに“カラヤンは、贈られたリャマのおかげで感
染症にかかってしまったんです”なんてことまで教えてくれたのだ。

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日本に帰ってきてリャマかどうか調べたが、そうであるという確信が
もてないままだったりするが、その場に飼い主でもいれば確かめられ
たのにというのは繰り言である。

毎日そんな散策をしたいところだが、8月も下旬だというのに暑い日
が続いてしまった。思わず直射日光を避けて歩くのは日本人のお約束
なのだ。
                            [続く]

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