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zoom RSS 江話§上京日記[1]代々木で下宿

<<   作成日時 : 2016/12/15 00:00   >>

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東京に出てきて生活を始めて、とっくに40年を超えている。ちょっと
駆け足で、その頃の事をまとめようと思う。

高校卒業と同時に一浪が決定した。かねてより東京に出たいと思って
いたので、4月に入ってすぐ予備校に通うべく上京したのは1973年の
ことである。

暮らし始めた下宿は代々木駅からほど近く、1階は貸主の家族が住ん
でいて、2階の4間ほどを貸していたのだ。借りた部屋は三畳一間で
家賃は7000円。窓から首を出すとオレンジカラーの中央線快速が眼の
前を行き交うという“すてき”な環境だった。

その三畳間も部屋奥の上半分が押入れになっていて、空間的には二畳
半といってよかったのである。なので持ち込んだ家具類はといえば、
本棚、食器棚、整理ダンス、冷蔵庫、あとラジオである。

トイレは1階に一つだけ、2階に共同の流しとガス台が一つという、
昭和時代の下宿屋と言えるだろう。銭湯は明治通りを渡って、新宿御
苑の近くを利用し、マーケットも2軒くらいあって、自炊生活の用を
足してくれた。外食といえば昼の立食い蕎麦くらいなものだったが、
さすがに三食自炊するのは予備校通いを考えれば無理な相談だった。

4月はじめ、その下宿に入居して独り暮らしが始まったその夜、何と
なく人知れず“ばんざい!”とつぶやいたのは、いかに実家から離れ
たかったかという実感なのだった。そして浪人生活が始まったが、家
からの仕送りは2万円ぽっきりで、家賃を除くと手元に残った生活費
は1万3000円……これで食費、交通費、その他を賄うのである。

駅は代々木だったが町名は渋谷区千駄ヶ谷。そんな安下宿で予備校と
大学1年と2年間を過ごしたのだ。
                            [続く]

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