歳話§初めての定年[40]会社のOB会

[承前]

会社のOB会組織の手伝いを始めて数か月……少しは役に立っている
と思いたい。

それはいいのだけれど、最年少会員でも61歳であるという宿命を、毎
月のように思い知らされることがある。人がお亡くなりになるのだ。

そうであるということが頭ではわかっていたのだけれど、事務局に赴
いたところで、世話役から「○〇さんが亡くなりました」と伝えられ
ると、OB会が人生の終点の一つとして存在していることをしみじみ
感じるのである。

我が家のように夫婦二人の生活の場合、後先はあれども、後になった
身の処し方をどうしていくものか、自分が後になった時は、OB会が
見守る眼になってくれるものかどうか。

とはいえ、そういう組織があっても働きかけることもしなければ、当
然ながら顧みられることもないわけで、時には生存宣言も自分の方か
らしなくては、生きているのか死んでしまったのかわからないという
至極当然の帰結となるのである。

というわけで、先週も事務局から訃報のメイルが届いた。亡くなった
主と少しでも関りあいがあったりした人であったら、生前の面影を辿
ってみることになるのだ。
                            [続く]

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