残話§空の青が徐々に浅くなると

如月2月も今日限り、明日は弥生3月である。

気温計に付属している湿度を眺めるが、相変わらず30%といったレベ
ルで冬の乾燥気候に変化がないように見えるのだ。

だが、空の青さが薄まってきているのは見た目にも明らかで、地平線
に近いところでは、むしろ白さが勝っていて、数字に表れないけれど
空気中の水分量は着実に増えているということである。

2月中だったら壮麗な銀嶺富士山が我が家からも望めたが、この先、
3月4月と暦をめくるたびに地平線上にそびえる3776mの姿が少しず
つぼんやりとしてきた。

何年か前、我が家と富士山の間あたりに19階建てのマンションが建設
されていて、クレーンが動いている後ろに富士山が見えていた。まさ
か、そいつが富士山を隠すんじゃなかろうかとやきもきしていたが、
エレベーター上部建屋がちょこっと顔を出したものの、富士山が隠さ
れることはなく、やれやれと胸をなで下ろしたのだ。

それで、先々に我が家から富士山が見えなくなるような高い構造物が
近い立地に立つ可能性はほとんどないので、たぶん死ぬまで我が家か
ら富士山の姿を拝むことができるだろう。

とはいえ、くっきりはっきり見える季節は、間もなく終わりを迎え、
夏の間はたまたまな気象条件良好なタイミングでしか顔を合わせるこ
とはできないのである。

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