連話§ワタシの酒肴[116]冷やしトマト

[承前]

トマト1個を適当に切り、皿に盛ったところに塩を一つまみという、
手抜き酒肴である。いつも食べたいというわけではないが、たまには
あってもいい……かな?というレベルのものである。

ただし、最大の前提としては“トマトそのものがうまい!”という条
件があって、まずいトマトでの冷やしトマトというのは最悪なのだ。

ところが昨今は、そのうまいトマトがなかなか手に入らなかったりで
苦労する。

高ければうまいだろうなどと思っても、おっとどっこいでハズレをつ
かまされたりすることも少なくはない。

我が家に週一で届く宅配野菜は無農薬を謳っていて品質もそこそこに
よろしいのだが、なぜか不思議なことにトマトがまずい! どうして
まずいのか、業者に聞いてみたいところではあるのだが。

どうまずいのかというと“味がない”のである。しかたないので、ト
マトと卵の炒めのような料理にして食べるのだが、それでもまずい!

それでも生で食べたいという時は、最後の手段としてマヨネーズを冷
蔵庫から引っ張り出して、親の仇のように黄色のトロトロを赤い野菜
の上にまぶすである。

ほとんどマヨネーズの味しかしないこともあったりするが、そんなこ
と言ってはおられずに、マヨネーズを、いやトマトを片づけるのだ。
                            [続く]

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