伝話§視聴者提供の“映像の世紀”

市井の人たちが撮影した動画や写真が、メディアやネットの中に溢れ
るように存在している。既にテレビのニュースは、視聴者が撮影した
リアルな映像なしには成り立ち得ないというのは大げさに過ぎるか。

最近でいうなら、アメリカのユナイテッド航空で定員オーバーとなっ
た飛行機を離陸させるために、一人の乗客を無理矢理暴力的に降機さ
せた時の映像が――当然のことながら――アメリカばかりでなく、全
世界の人たちが眼にすることになり、ユナイテッドへの非難が高まる
ことになった。



また、同じアメリカだが、無抵抗な人間に対して警官が暴力をふるっ
たり、発砲して殺傷したした事件も撮影されていて、警察に対して多
くの非難が集中しているのだ。

要するに“そういう時代”なっていて、この流れは抗いようがない。
仮に、大手メディアが報道しなくても、おびただしい映像がネットを
介して世界中に蔓延していくのである。

我々に必要なことは、その映像が真実を伝えているのか、あるいはフ
ェイクであるのかという判断を自らがしなくてはならないことだが、
同時に既存の大手メディアも、報道すべきことの位置取りを過たず行
わなくてはならないのである。少なくとも政治権力によって捻じ曲げ
られるようなことは厳に拒否しなくてはならない。

《テレビのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック