結話§四横綱の黄昏

国技館で行われた大相撲五月場所だが、横綱白鵬が一年ぶりの優勝を
全勝で飾ったが、四横綱のうち鶴竜と稀勢の里は途中休場となり、今
場所も横綱全員で千秋楽を迎えることはなかった。

そこで、一般論としての“四横綱の黄昏”を書いておく。

早い話、豪華と思える四横綱は“終わりの始まり”が如実に表れてい
る。今回の四横綱は20世紀以降では、第16次にあたっていて、白鵬が
横綱に昇進してから、日馬富士、鶴竜と続き、稀勢の里が横綱昇進し
て四横綱として揃うまでには10年を要している。

その間、白鵬にとっては朝青龍“引退”の後には一人横綱として15場
所務めているが、ある意味で大相撲を支え続けた白鵬が、素人目にも
衰えが隠せなくなってきていることに気がついてしまう。

そして稀勢の里が昇進を果たしたが既に齢三十となり、四横綱全員が
三十代という構成である。三月場所では白鵬が、五月場所でも鶴竜が
途中休場をしたことで、四横綱そろって千秋楽を迎えてはいない。

つまり四横綱とは、一見豪華な顔触れと思われてしまうが、その実態
は最初に書いた“終わりの始まり”なのである。というわけで、この
状況が一年もってくれるものかどうか……はなはだ心もとないのだ。

個人的だが四横綱は多過ぎると感じる。五月場所三日目を観た時には
横綱土俵入りを4回も見ることになったが、さすがに最後は飽きた。

勝手な理想を言わせてもらうなら2横綱4大関というバランスがちょ
うどいい。そんな構成であれば実力もしかるべく拮抗しておもしろく
観ることができるのではと思うのである。

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