顧話§今日の歴史~素朴に信じた時代から~

1964年10月24日、東京オリンピック閉会式。

東京オリンピックは、10歳、小学校4年の時に行われた。高度経済成
長の最中にあって、日本中が戦後の一大イベントに沸き立っていた。

中継された競技の様子は白黒テレビでみていたが、カラーテレビの普
及率など一けたパーセントだったはずである。

整然とした開会式のような行進ではなく、選手たちが塊になって陸上
トラックに入場してきたのを見た時は、幼心にも鳥肌が立ったのだ。
それは青臭くはあっても、何か先々への希望のようなものを信じたい
という思いで一杯なのだった。

それから半世紀が経ち、東京に再びオリンピックがやって来ようとし
ているが、オリンピック招致にまつわる胡散臭さや、ここまできても
変わることのない土建屋体質には鼻白む以上の思いが大きい。

アスリートたちの思いとはうらはらに、オリンピックという巨大な興
行システムが持つ負の側面が目に立つようになってこのかた、特別視
しようとか、そんなきもちにはならなくなってしまった自分がいる。

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