繰話§蕎麦屋の“莫”その後

2009年9月のエントリーだが、蕎麦屋の揚げ物について書いていた。
揚げ置きした天麩羅類を“莫”と呼んでいる件だったが、その後由来
がなかなかわからないままだった。

ここにきてひょんなところで、こんなリンクが見つかった。曰く……

【貘・泊】前日に仕込んだもの。「ばくそば」、「ばく汁」などと使う。
「とまり」も同義。

……ということで、諸説あるうち一つの例として紹介しておきたい。

自分的にしっくりきたのは“泊”である。ばくと濁らず“はく”と読
むのだろうが、実感できるではないか。ただし、さすがに前日揚げた
天麩羅を使うというのは想像できないし、そこまでの店もなかろう。

昨今は、立ち食い蕎麦屋の中にも揚げ立ての天麩羅を出してくれる店
はあって、サクッとした食感が楽しめたりもするが、それでも町場の
蕎麦屋さんで天丼を注文すると、ふにゃふにゃに柔らかい海老天が出
てきたりもして、それはそれでありではないかなどと思うのである。

それにしても天麩羅はともかく“ばくそば”は、あまりいただきたく
はないなあ。

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