邪話§横田空域という“壁”

日頃から頻繁に飛行機を利用する人はもちろん、日本人のほとんどが
知らないこととして“横田空域”なる存在がある。東日本と西日本を
隔てる空の壁である。

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現状は上図のとおりで、東西日本の空の往来を大きく阻害している。
徐々に空域は返還されつつあるとはいっても、この先根幹となるエリ
アが返ってくるのは、よほど日本政府が断固とした態度を取らない限
りは、東京西部の空はアメリカの制空権下にあると言うしかない。

羽田や成田を離陸して西に向かう多くの飛行機が、多摩丘陵上に建つ
我が家から北の空を飛ぶ頃には高度数千mに達するが、それはこの制
限空域を避けて飛ぶ必要があるからなのだ。

羽田を離陸して10分ほどでこの高度まで上昇するためには、燃料を相
当に消費するのではないだろうか。

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上のとおりで、西に向かう飛行機は羽田北側に広がる東京都心を大き
く迂回し、横田基地の北側を飛ぶ頃には空域の上の高度に達する必要
がある。あるいは南九州や台湾方向に飛ぼうとする時は、一気に高度
を稼ぐ必要はないが伊豆半島の南を飛んでいくことになる。

そんな旅客機の苦労もどこ吹く風と、米軍機は我が家の上空を、日々
時には数百mの高度で悠々と飛んでいく……当然のことながら、日本
の空は我々日本人が自由に使えるものであり、戦後70年が過ぎても、
事実上占領状態の空域が存在していることに無関心であってはならず
おかしいことだと物を言っていかなくてはならないのだ。

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